タイトルのように、私はフランス語はわかりません。
そこでぶつかったある一枚の壁・・・。

"Le Scaphandre et le papillon"
これは、Jean-Dominique Baudyというフランス人が書いた本のタイトルです。
ちなみに、この本は、英訳・和訳されているのですが、それぞれのタイトルは、
"The Diving Bell and The Butterfly"
”潜水服は蝶の夢を見る”
となっているわけです。
ここで、疑問がひとつ。
Diving Bellって潜水服なの??!!
scaphandreは、フランス語で、確かに潜水服を指す単語です。
で、英語で潜水服といったら普通に、diving suitでいいんです。
しかし、なぜフランス語から英語に直した翻訳家さんは、scaphandreをdiving suitとせずに、diving bellとしたのでしょう?
実は、scaphandreには、潜水服以外に意味がある??
とも思ったのですが、どうなんでしょうね?
手元にフランス語の辞書もないし、翻訳サイトで調べてもなかなからちが明かないし。
で、そのdiving bellにはどのような意味があるかというと、鐘状花、という意味があるんです。
鐘状花と潜水服。
似ても似つかぬこのふたつ。
いよいよ謎は深まるばかりです。

ちなみに、今回この本を話題にしたのは、この本をベースにした映画にジョニー・デップが主演するからなんです!!
まだ撮影は始まっていないようですが、なかなかの作品になるのではないでしょうか?
ちなみに、この本の主人公は皆様もご存じ、フランスのELLEという雑誌の編集者であった方の話です。彼は、45歳(でしたっけ?)のある日、脳出血により、全身麻痺となり、動かすことのできる体の部位は、左目の瞼だけ、となってしまうのです。
その左目の瞼を使って、書き上げたのが、この本だ、というわけです。
そのような人の役をジョニーが演じます。
一体どのような作品になるか想像もつきませんが。
なんとなく、この作品で、ジョニーがアカデミー賞主演男優賞を取りそうな気がします。
とかなんとか、内容も知らないくせにいろいろ言ってみたり(笑)。
ちなみに、言うまでもなく、ジョニーはフランス人ではなくアメリカ人ですが、英語とフランス語が入り交じった作品になるのでしょうか?
ちなみに、アメリカの人たちにとっては、この映画の原題は"The Diving Bell and The Butterfly"ですからね。

で、講談社から出ている、河野万里子さん訳・潜水服は蝶の夢を見る、を読んでみると、やっぱりscaphandreは潜水服を指すんだろうな、というのがわかります。
しかし、本当にジョニーがこの役をやるのか!?といった感じですが、年齢もちょうどよい感じなので、是非是非期待したいところです。

コメント

nophoto
Ocean Engeneer
2008年2月2日0:40

ダイビングベルは昔の潜水器具です。潜水服よりさらに活動は困難です。それでアメリカ人はダイビングベルを使ったのではないでしょうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E9%90%98

結城 礼
結城 礼
2008年2月3日21:08

>Ocean Engeneerさま
ありがとうございます。
お陰で謎が一つ解け、すっきりしました。

この映画もそろそろ日本で公開されますね。
フランスのメンバーでじっくり制作された作品となったようですね。
楽しみです。

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