下手（したて）に出る、ということ。

ときには、下手（したて）に出る、ということが必要なときがあります。
相手と争っているとき、二人とも同じ立場に立って争っていては、
いつまでもその争いはおさまりません。
もし、その争いを早く終えたいのであれば、悔しいでしょうが、自分から下手に出る、ということが最善策であることがあります。
自ら下手に出ることができる人は、勇気のある人です。
決して、弱い人間なのではありません。
自分の内にある感情を抑え、制御することのできる立派な人です。
自分の自尊心が傷つくのが嫌な人もいるでしょう。
しかし、下手に出ることができたのだ、と誇りに思うべきなのです。
ことをスムーズに進めるために必要なのが「下手に出る」ということ。
いつまでも意地の張り合いを続けるよりも、自ら事を解決の道へと導くことの方が後に有益なこととなるはずです。
下手に出ることができる人は、未来を見据えることができる人。
素敵な人生を歩むことができるでしょう。