ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョン 観劇記vol.2
2007年7月11日 劇団四季本日、ジーザス・クライスト=スーパースター[ジャポネスク・バージョン]を再び観劇して参りましたので、今回はさくっと感想をば。
★まず、開演前にお楽しみが一つ♪
お隣の春劇場でやっている「ライオン・キング」がJCSより30分前の開演だったので、何と最初のサークル・オブ・ライフのところの動物たちが客席に入って行くところを見ることができたのです!
実はLKを一階席で見たことの無い私。
こんなに間近で動物を見るのは初めてでした!
サイ役のお兄さんが「なんだかめんどくサイなぁ」ってな表情でスタンバりに来たのが面白かったです。(笑って・・・・)
しかし、ラフィキ、高音は綺麗だけど、低音が全然出てないぞーーー。
ん?私が見に来たのはLKじゃなくってJCSです。
さあ元に戻りましょう!
しかし、一体ユダの「未定」は何だったのでしょう?
結局、私が見たかったスンラユダでした!
本日のメインキャストは・・・
ジーザス・クライスト 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア 高木美果
カヤパ(大司教) 青木 朗
アンナス(カヤパの義父) 明戸信吾
司祭1 阿川建一郎
司祭2 田辺 容
司祭3 川原信弘
シモン(使徒) 神崎翔馬
ペテロ(使徒) 飯田洋輔
ピラト(ローマの総督) 村 俊英
ヘロデ王 下村尊則
お席は秋劇場の2階7列上手側。
四季の劇場はどこでも見やすいのでとても嬉しいです!
感想は本当にサクッと・・・。
金森勝さんことキム・スンラさんが本日のユダでした。
もう、本当に素晴らしかったです!!
守ってあげたくなるようなユダでした。
苦しみ悩むスンラユダを見て、なぜここまでユダを苦しめるのだろう?と、神やジーザスのことを一瞬恨めしく思う気持ちが沸いてきてしまったことには自分でも驚きました。
何と言いますか、今まで見たJCSのユダの中で、私の中にある「ユダ像」に一番近いユダをスンラさんが演じられていたので、このようにJCSのユダを演じられる人がいるんだなぁととても嬉しく感心するとともに、このままスタイルを変えずにユダを演じ続けてくれたらなぁ、と思いました。
また、スンラさん、結構ロックっぽい歌い方が得意なようで、歌を聴いていてとても気持ちがよかったです。
特に、「Superstar」聴き応え&見応えがあるナンバーに仕上がっていたと思います。
前回見たときはC席で見たので、このナンバーではユダが見えなかったのですが、自分がかぶっていた茨の冠を下に投げて、それをジーザスがかぶるのですね。興味深い演出ですね。
いやいや、本当にスンラユダに出会えてよかった!!
エルサ版もスンラさんかしら??
あとは・・・
前回は初めてJCSジャポ版を生で見たので、もう見る物全てが珍しく、色々なところに気を取られていましたが、今回は少しは落ちついて見ることができました。
最後磔のところで、背景が星空になって、地上には十字架の影が落ちうずまく緑の照明が当たっているシーンがありましたが、何とも言い難い神秘的な演出ですね。
ちょっと気になった点がひとつ。
ブログを読みあさっていたら別の方も指摘なさっていましたが、一番最初の「Heaven on their minds」のところ(だったかな?)。
あの曲、ジャポ版だと洋楽器の旋律(これを1とする)と和楽器の旋律(これを2とする)が上手い具合に合わさって一つの音楽を作り上げているんですね。
で、群衆がその曲に乗ってリズムを取っているのですが、そのリズムの取り方がすごく気持ち悪い人がお一方いらっしゃって・・・。
他の方は皆2の方、もしくは1と2の中間1.5くらいに合わせてリズムを取っていらっしゃるのに、その方だけバリバリ1に乗ってリズムを小刻みに取っていらっしゃる。
その方の立ち位置が立ち位置なだけに(その場面で立っている男性の一番前の列の中央上手側)とても目立っていて、ん〜〜、そのリズムの取り方いやぁぁぁ、気になるぅぅぅ、やめてぇぇぇ、みたいな気持ちでした(笑)。
せっかくのジャポ版なんだから、和楽器の旋律の方でリズム取って欲しいな。
というわけで、とても満足でした!
次回の観劇は来週、ウィキッド再びと、エクウス(なんとステージシート。緊張する・・・)となります。
追記。
上↑はすんごく急いで書いたので、その他のことでも。
シモンのナンバーに入るところで、光が差していて、群衆が一人ずつ顔を上げるとその光が顔に当たるという演出がものすごく気に入りました。
あと、神崎シモンもへんに力まなくなっていて、Good!
今回は上手側で見たのですが、この作品には、下手側で見るか上手側で見るかによって印象が違ってくる場面がありますね。
例えば、今回、Blood Moneyから晩餐シーンに移るとき、ジーザスが下手側の袖から出てきて、ユダは前場面の続きで舞台手前真ん中あたりにいるんです。
すると、ちょうどジーザスとユダの延長線上に私がいることになって・・・。
ジーザスが出てきて、ユダのことを見たとき、ユダが「はっ」とするのですが、その気持ちが直に伝わってきました。
要するに、そのときのジーザスの表情を見て、思わず私も「はっ」としてしまったわけです。
それと、ペテロが知りません、と言ったとき、ジーザスが悲しげにペテロの方を振り返るシーン。
前回下手側で見たら、ばっちりジーザスの振り返ったお顔の正面で、とても印象に残りました。
が、今回上手側から見たら、ペテロがショック受けてるなぁ、程度の印象しか受けませんでした。
そう、ペテロとマリアのデュエットがとても美しいですね♪
あと、ふと思ったのですが、私は寺田さんがユダとして参加しているCDを持っているんです。
それと歌詞、変わっているんですね。
一番驚いたのが、ユダがジーザスを「裏切る」のではなく「見捨てる」ことになっている点。
裏切ると見捨てるとはかなり違いますよね。
どうして変えたのでしょう?
見捨てる、とはとても悲しい、きつい表現ですよね。
愛の反対は憎しみではなく、無関心だ、というマザー・テレサの言葉がありますが、まるでその考えを取り入れたかのようですね。
しかし、ユダは死ぬ最後までジーザスのことを思っているのですが・・・。
ジーザス・・・・・・・。
あと、ユダの自殺のところで、ユダが神に向かって色々言う場面。
あそこ、パンフに載っている歌詞だと(歌詞書くと法律違反ですか?)「私」は「あなた」に利用されたのだ、となっていますが、実際には「あなた」は「私」を利用されたのだ、と歌っていませんでしたか?
「れる・られる」を、受け身ではなく尊敬で使っているんだな、と見ながら思った記憶があるのですが・・・。
私は後者の方がなんとなく好きなのですが。
ん〜〜、それにしても、またジャポ版が見たい!
でも、来週までだ!
エルサ版も待っている。
ジャポ版、もう一回見に行っちゃいそうで怖い。
★まず、開演前にお楽しみが一つ♪
お隣の春劇場でやっている「ライオン・キング」がJCSより30分前の開演だったので、何と最初のサークル・オブ・ライフのところの動物たちが客席に入って行くところを見ることができたのです!
実はLKを一階席で見たことの無い私。
こんなに間近で動物を見るのは初めてでした!
サイ役のお兄さんが「なんだかめんどくサイなぁ」ってな表情でスタンバりに来たのが面白かったです。(笑って・・・・)
しかし、ラフィキ、高音は綺麗だけど、低音が全然出てないぞーーー。
ん?私が見に来たのはLKじゃなくってJCSです。
さあ元に戻りましょう!
しかし、一体ユダの「未定」は何だったのでしょう?
結局、私が見たかったスンラユダでした!
本日のメインキャストは・・・
ジーザス・クライスト 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア 高木美果
カヤパ(大司教) 青木 朗
アンナス(カヤパの義父) 明戸信吾
司祭1 阿川建一郎
司祭2 田辺 容
司祭3 川原信弘
シモン(使徒) 神崎翔馬
ペテロ(使徒) 飯田洋輔
ピラト(ローマの総督) 村 俊英
ヘロデ王 下村尊則
お席は秋劇場の2階7列上手側。
四季の劇場はどこでも見やすいのでとても嬉しいです!
感想は本当にサクッと・・・。
金森勝さんことキム・スンラさんが本日のユダでした。
もう、本当に素晴らしかったです!!
守ってあげたくなるようなユダでした。
苦しみ悩むスンラユダを見て、なぜここまでユダを苦しめるのだろう?と、神やジーザスのことを一瞬恨めしく思う気持ちが沸いてきてしまったことには自分でも驚きました。
何と言いますか、今まで見たJCSのユダの中で、私の中にある「ユダ像」に一番近いユダをスンラさんが演じられていたので、このようにJCSのユダを演じられる人がいるんだなぁととても嬉しく感心するとともに、このままスタイルを変えずにユダを演じ続けてくれたらなぁ、と思いました。
また、スンラさん、結構ロックっぽい歌い方が得意なようで、歌を聴いていてとても気持ちがよかったです。
特に、「Superstar」聴き応え&見応えがあるナンバーに仕上がっていたと思います。
前回見たときはC席で見たので、このナンバーではユダが見えなかったのですが、自分がかぶっていた茨の冠を下に投げて、それをジーザスがかぶるのですね。興味深い演出ですね。
いやいや、本当にスンラユダに出会えてよかった!!
エルサ版もスンラさんかしら??
あとは・・・
前回は初めてJCSジャポ版を生で見たので、もう見る物全てが珍しく、色々なところに気を取られていましたが、今回は少しは落ちついて見ることができました。
最後磔のところで、背景が星空になって、地上には十字架の影が落ちうずまく緑の照明が当たっているシーンがありましたが、何とも言い難い神秘的な演出ですね。
ちょっと気になった点がひとつ。
ブログを読みあさっていたら別の方も指摘なさっていましたが、一番最初の「Heaven on their minds」のところ(だったかな?)。
あの曲、ジャポ版だと洋楽器の旋律(これを1とする)と和楽器の旋律(これを2とする)が上手い具合に合わさって一つの音楽を作り上げているんですね。
で、群衆がその曲に乗ってリズムを取っているのですが、そのリズムの取り方がすごく気持ち悪い人がお一方いらっしゃって・・・。
他の方は皆2の方、もしくは1と2の中間1.5くらいに合わせてリズムを取っていらっしゃるのに、その方だけバリバリ1に乗ってリズムを小刻みに取っていらっしゃる。
その方の立ち位置が立ち位置なだけに(その場面で立っている男性の一番前の列の中央上手側)とても目立っていて、ん〜〜、そのリズムの取り方いやぁぁぁ、気になるぅぅぅ、やめてぇぇぇ、みたいな気持ちでした(笑)。
せっかくのジャポ版なんだから、和楽器の旋律の方でリズム取って欲しいな。
というわけで、とても満足でした!
次回の観劇は来週、ウィキッド再びと、エクウス(なんとステージシート。緊張する・・・)となります。
追記。
上↑はすんごく急いで書いたので、その他のことでも。
シモンのナンバーに入るところで、光が差していて、群衆が一人ずつ顔を上げるとその光が顔に当たるという演出がものすごく気に入りました。
あと、神崎シモンもへんに力まなくなっていて、Good!
今回は上手側で見たのですが、この作品には、下手側で見るか上手側で見るかによって印象が違ってくる場面がありますね。
例えば、今回、Blood Moneyから晩餐シーンに移るとき、ジーザスが下手側の袖から出てきて、ユダは前場面の続きで舞台手前真ん中あたりにいるんです。
すると、ちょうどジーザスとユダの延長線上に私がいることになって・・・。
ジーザスが出てきて、ユダのことを見たとき、ユダが「はっ」とするのですが、その気持ちが直に伝わってきました。
要するに、そのときのジーザスの表情を見て、思わず私も「はっ」としてしまったわけです。
それと、ペテロが知りません、と言ったとき、ジーザスが悲しげにペテロの方を振り返るシーン。
前回下手側で見たら、ばっちりジーザスの振り返ったお顔の正面で、とても印象に残りました。
が、今回上手側から見たら、ペテロがショック受けてるなぁ、程度の印象しか受けませんでした。
そう、ペテロとマリアのデュエットがとても美しいですね♪
あと、ふと思ったのですが、私は寺田さんがユダとして参加しているCDを持っているんです。
それと歌詞、変わっているんですね。
一番驚いたのが、ユダがジーザスを「裏切る」のではなく「見捨てる」ことになっている点。
裏切ると見捨てるとはかなり違いますよね。
どうして変えたのでしょう?
見捨てる、とはとても悲しい、きつい表現ですよね。
愛の反対は憎しみではなく、無関心だ、というマザー・テレサの言葉がありますが、まるでその考えを取り入れたかのようですね。
しかし、ユダは死ぬ最後までジーザスのことを思っているのですが・・・。
ジーザス・・・・・・・。
あと、ユダの自殺のところで、ユダが神に向かって色々言う場面。
あそこ、パンフに載っている歌詞だと(歌詞書くと法律違反ですか?)「私」は「あなた」に利用されたのだ、となっていますが、実際には「あなた」は「私」を利用されたのだ、と歌っていませんでしたか?
「れる・られる」を、受け身ではなく尊敬で使っているんだな、と見ながら思った記憶があるのですが・・・。
私は後者の方がなんとなく好きなのですが。
ん〜〜、それにしても、またジャポ版が見たい!
でも、来週までだ!
エルサ版も待っている。
ジャポ版、もう一回見に行っちゃいそうで怖い。
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