<書き途中>

今日、ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョンを観てきましたので、感想を。
お席は3階1列下手サイドでした。
前傾姿勢になって観る席なんだけど、ちょっと腕やら肩やらが鍛えられた気がします(笑)。
それと、舞台下手側の端っこの方があまりよく見えませんでした。
ヘロデナンバーでのジーザスが・・・。

舞台は、真っ白だったジャポ版とは打って変わり、石がごろごろ転がっている茶色の地面になっています。
ジャポ版より舞台が前の方までせり出してるかな??
あと、パンフのカバーはジャポ版と色使いが逆になりました。
茶色地に白の十字です。
あと、パンフのキャスト紹介の文も変わりました(笑)。
それにしても、パンフ40ページの芝ユダの写真(overtureのシーン)がとても素敵ですね。

ジャポ版をいっぱい見たので、ちょっと最初はとまどってしまいました。
音楽も、ジャポ版の方が厚いように思ってしまいました。
それと、エルサ版の方が場面転換のときに間延び感がある。
暗転が多いからかな?
ジャポは、大八の動きすら美しかった・・・。
でも、シンプルなのに濃いこの舞台、大好きです♪

キャストは・・・
ジーザス・クライスト 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア 高木美果
カヤパ(大司教) 飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父) 阿川建一郎
司祭1 佐藤圭一
司祭2 田辺 容
司祭3 川原信弘
シモン(使徒) 神崎翔馬
ペテロ(使徒) 田中彰孝
ピラト(ローマの総督) 田島亨祐
ヘロデ王 半場俊一郎

★ジーザス・クライスト 柳瀬大輔
うん、もうさすがとしか言いようがありません。
世界を見渡すと、ロック系ジーザスは多いけれども、
柳瀬さんのようなバリバリ声楽系ジーザスは少ないのかな?
(セバスチャン・バックとか、Drew Sarichとかのジーザスはすんごいロック!!驚きのゲッセマネだよ 笑)
今回は前髪無しだけど、こっちの方が素敵♪
東京FMの「ディアフレンズ」聞きました。
普通に話していても、本当に素敵なお声なんですね♪

★イスカリオテのユダ 金森 勝
やっぱりいいね!
休み明けだからか声もちゃんと出ていたし(高い音の出し方ああなのもいいんじゃないかと思う私です)。
後で書くけど、スーパースターがジャポ版とはまったく違って、とても面白かったです。

★マグダラのマリア 高木美果
高木さんの歌声、とても好きです。
ジャポ版より、エルサ版での方が大人びて見えますね。
田中ペテロとのコンビだと、マリアがあねご、って感じでした。

★カヤパ(大司教) 飯田洋輔
すごい!!尊敬してしまいます。
こんなに若いのにカヤパ!どうなるんだろう??
という不安を一気に吹き飛ばしてくれました。
カヤパ独特の低音も綺麗でした。
歌は完璧なので、あとは演技ですかね?
あんまり動くと若いのがばれる(?)ので、動くな、とでも言われてるのでしょうか?
あぁ、それにしても、本当に素敵な歌声。

★アンナス(カヤパの義父) 阿川建一郎
ジャポ版の明戸さんに比べてあんまり印象に残らないアンナスかも?
でも、明戸さんより声は安定しているんだけどね・・・。
ど〜でもいいことなんだけど、サッカーの2004年アジアカップ日本vsヨルダン戦で川口能活にPK止められた選手の1人にアナスっていう人がいたなぁ、同じ名前だなぁ、と。

★シモン(使徒) 神崎翔馬
群衆の中で一番最初に見つけたのがシモンでした。
やっぱり体格がいいと得ですね!
うらやましい・・・。

★ペテロ(使徒) 田中彰孝
ジャポ版の飯田ペテロには歌声ではかなわないものの、
若さあふれるペテロでした。(飯田さんの方が若いはずだけど 笑)
ホサナでのまぶしい笑顔が印象的。

★ピラト(ローマの総督) 田島亨祐
メイクのおかげか、何なのか、すんごく味のあるお顔立ち。
なんとなく物足りなさが漂う・・・。
あと、石が飛んでくると怖いですか?
殉教者が殉「情」者と聞こえた・・・。

★ヘロデ王 半場俊一郎
下村さんのヘロデを観ちゃうと、ど〜〜しても物足りなく感じてしまいます。
ま、しょうがないか・・・。

んじゃ、作品全体の感想でも。

■ 序 曲  OVERTURE
客電が消えて行く中、シモンナンバーの曲からスタートです。
舞台が明るくなると、すでに群衆たちがスタンバイしています。
ユダの舞台前方での動きがとても印象的。

■ 彼らの心は天国に  HEAVEN ON THEIR MINDS [ユダ]
この場面を観ていると、ジーザスに「ねぇ、ユダのお話ちょっとは聞いてあげなよ!」って言いたくなる・・・(笑)。
すぐ近くにあなたのことを求めている人がいるのに、どうして耳を傾けてあげないの!?って。
ユダから見たらジーザスの背中しか見えないんだよね・・・。

■ 何が起こるのか教え給え/  WHAT’S THE BUZZ/
マリアが水でジーザスに構うところで、使徒たちが「!?」って顔をしていたように見えました。
そう、群衆たち、特に男性の方々、エルサよりジャポの方が見分けがつきにくいと思われがちですが、実際はエルサの方がつきにくいかも。
ヒゲがついていると、どうしても皆似て見えてきちゃう(笑)。
ヒゲなしの方々もいらっしゃるのですが・・・。

■ 不思議な出来事  STRANGE THING MYSTIFYING [ジーザス、ユダ、マリア、使徒たち]
ジーザスを挟んでのユダvsマリアの構図が見えました。
でも、ジーザスはマリアを庇います。

■ 今宵安らかに  EVERYTHING’S ALRIGHT [ジーザス、ユダ、マリア、使徒たち、女たち]
ユダが香油に文句つけるシーン、ジャポ版だとユダに加え2・3人の使徒たちが大八の上に乗って文句つける体勢でいるんですよね。
でも、エルサ版だと文句つけるのはユダのみ。
(聖書を見てみると、文句をつけたのは、マタイだと「弟子たち」、マルコだと「そこにいた人の何人か」〈つまり弟子たち、ってことかな?〉、と複数になってるんだよね。ユダonlyなのはヨハネだけ。「聖書」が絶対だとは私は思わないのだけれど。)
ユダはもといた定位置(舞台前方上手側)からグイグイ舞台後方中央へ上がっていって、そこから前方にいるジーザスに向かって歌いかけます。

■ ジーザスは死すべし  THIS JESUS MUST DIE [カヤパ、アンナス、司祭、群集]
飯田カヤパの美声にほれぼれ。
さ行の発音からちょっと若さがこぼれ出ていました。

■ ホサナ  HOSANNA [ジーザス、カヤパ、群集]
このナンバー、思わずこっちも笑顔になってしまいます。

■ 狂信者シモン/  SIMON ZEALOTES/
カンシモン、エルサ版だとガラの悪い人に見える(笑)。
衣装の柄が(特に背中側が)面白かったような・・・(シャレじゃない 笑)。
今回は、「とこしえの〜♪」の最後のアレンジはありませんでした。

■ 哀れなエルサレム  POOR JERUSALEM [ジーザス、シモン、群集]

■ ピラトの夢  PILATE’S DREAM [ピラト]

■ ジーザスの神殿  THE TEMPLE [ジーザス、金貸し及び商人たち、群集]
ジーザスが来て群衆を追い払うとき、群衆、口々に何か言うのですね。
何回見ても「自分で治せ!」のところのポーズが面白いな、と(笑)。

■ 今宵安らかに/  EVERYTHING’S ALRIGHT/
■ 私はイエスがわからない  I DON’T KNOW HOW TO LOVE HIM [ジーザス、マリア]
涙が出そうでした。
チェマリアの表情を見ていたら・・・。
とても素敵なナンバーに仕上がっていました。
最後の方、英語歌詞だと「好きだと言われたら♪」となっていて、ちょっとマリア暴走気味じゃんと思うのですが、
日本版だと「見つめられたら♪」になっていて、奥ゆかしい感じがなんとも言えません。
寺田版CDだと「好き」のままなので、ここは変えてよかった箇所だな、と。

■ 裏切/賞金  DAMNED FOR ALL TIME/BLOOD MONEY [ユダ、カヤパ、アンナス、合唱]
これね、ジャポ版だとユダは摺り足で大八の上を長々と歩いてくるじゃない?
だけど、このエルサ版だと、舞台後方から小股でまっすぐ前へ歩いてくるんだよね。
とぼとぼ、というより、ぽつりぽつり、って感じで。
もの考えているような考えていないような表情で。
そして、舞台前方から中央にかけてうずまいているあの緑のもやもやの円(銀河系みたいなやつ)の中に気が付いたら入っているの。
ジャポ版だと確かな決意を持ってカヤパの元へ来ました!といった印象を受けたのだけど、
エルサ版だと、ぽや〜っと考えながら歩いていたら勝手に自然とカヤパの元に着いてしまった、という印象を受けました。
(けれど、歌詞は、色々悩み考えた結果来ました!って感じなんだけど)
こう、なんだか自分の意志ではなく、何か他の力によって(この場合だと神によって、ということになるのでしょう)ユダがそこに導かれたように感じられました。
銀貨の入った袋めがけて膝歩きさせられるところ、腕を体の前でクロスするのは金森さんの特徴なのでしょうか。

■ 最後の晩餐  THE LAST SUPPER [ジーザス、ユダ、使徒たち]
前場面からこの場面への転換は本当にすばらしいと思う。
つまり、ユダを舞台前方に残したまま、ジーザスをその後方に立たせせてという演出が。(邪道なのかもしれませんが)
普通ならばユダを使徒たちの中に入れてしまうでしょう。
ユダを見下ろすジーザスの表情が何とも言えません。
エルサ版だと、使徒たちはちゃんとワインやらパンやらを分けるジェスチャーをしているのですね。

■ ゲッセマネの園  GETHSEMANE - I only want to say [ジーザス]
いつも通りの美しいゲッセマネでした。

■ 逮捕  THE ARREST [ジーザス、ユダ、カヤパ、アンナス、ペテロ、使徒たち、群集]
あのキスのタイミング、そして長さが何とも言えない・・・。
ここだっけ?「血を見て〜♪」のところ、ジャポ版だとユダがジーザスの前に押し出されて、そこのところのユダとジーザスの表情&演技がとても印象的で好きだったのですが、
エルサ版だとユダは押し出されないでそのままはけてゆくだけ。

■ ペテロの否認  PETER’S DENIAL [マリア、ペテロ、炉端の女、兵士たち、老人]
シンバ!なペテロでした。
マリアがペテロを責める構図がなかなかよかった。
マリアが大人の女性に見えました。

■ ピラトとキリスト  PILATE AND CHRIST [ジーザス、ピラト、兵士たち、群集]

■ ヘロデ王の歌  KING HEROD’S SONG [ヘロデ]
ヘロデソングの間奏部分の一部を取り巻きの美女たちが歌います。
間奏部分を全部ヘロデが歌うのハンガリー限定なのでしょうか(笑)。

■ やりなおすことはできないのですか  COULD WE START AGAIN PLEASE [マリア、ペテロ、群集]
ジャポ版の飯田ペテロ&高木マリアはあまりにも美しかった。
でも、今回もよかったよ♪

■ ユダの自殺  JUDA’S DEATH [ユダ、カヤパ、司祭、合唱]
その例のもやもやがはっきりと形を帯びた渦に変化していって、
そこにユダが飲み込まれてゆきます。
綺麗な割れ目で・・・(笑)。
やっぱり「あなたに殺された♪」云々が無いのがいいですね。
そんなことユダに言って欲しくないもん。
自殺した、というより、神によって自動的におさらば感がある四季の演出が好きです。
原作のとげとげをちょっとなくして丸くした感のある日本版です。

■ ピラトの裁判と鞭打の刑  TRIAL BEFORE PILATE [ジーザス、カヤパ、ピラト、群集]
JCS4回目の観劇にして、やっとどのタイミングでジーザスの服をめくるのか、がわかった(笑)。

■ スーパースター  SUPERSTAR [ユダの声、合唱]
ユダは舞台上手側最前方。
どうしちゃったの、ユダ??って感じ(笑)。
すごく、楽しそう、というか、嬉しそうに歌います。
ノリノリ♪
一度目の間奏のところ、手を広げてのポーズのあと、「Oh, Yeah〜」とでも言い出しそうな雰囲気でした。
あのユダの衣装、前から変なの〜〜、って思っていたんです。
が、今回、似合うジャン!金森ユダ!かっこいい!!ということで落ち着きました(笑)。
しかし、何なんでしょうね。
ジャポ版とはまた違ったユダでした。
何でそんなにうれしそうなの〜〜、ユダ〜〜???
神さまの元で楽しくやってそうなユダでした。
もしかして、もうすぐジーザスこっち来るし、嬉しいな!って思ってるんじゃないですよね!?

■ 磔  CRUCIFIXION [ジーザス]
■ ヨハネ伝第19章41節  JOHN NINETEEN : FORTY ONE
最近、ここでの音楽の美しさにようやっと気がつきました。
なんて美しい旋律なのでしょう。

★カテコ
カテコ、楽しい!!!
ジャポ版のおごそかな雰囲気の中でのカテコとは違い、
とっても楽しいカテコ♪
スーパースターのナンバーに乗せて観客手拍子で俳優さんたちに拍手です。
マリア、ジーザス、ユダの3人での挨拶が終わり・・・。
ジャポ版と似たような雰囲気だった金森ユダがくるりと後ろを向くと、スイッチが入り・・・(笑)。
ユダが舞台後方へと走っていて、「おまえら出てこ〜〜い!行っくゾ〜〜!!」的振り。
んで、三角の頂点に立ってノリノリユダ♪
左右の腕を交互に突き上げる振りが印象的。
で、さぁ、ジーザスを真ん中に入れて、皆で円を作って小指をつないで!
これって、ジーザスの復活を表しているんだそうな。
なんとも楽しいカテコでした!
こんなカテコがくっついているJCSって他国にはあるのでしょうか??
ジャポ版のときは神妙な面もちで劇場を後にした私でしたが、
このカテコと、ユダのノリノリスーパースターのお陰でとっても笑顔(というかにやけて? 笑)で家路につくことができました。
スンラさんも、最後手を挙げるだけだったのが、ひとり元気に手を振ってくださって、嬉しかった♪

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