本日、「ボーダータウン 報道されない殺人者」を観た。
グレゴリー・ナヴァ監督
出演:ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラス、マヤ・ザパタ、マーティン・シーン

アントニオ・バンデラスが好きだから、という理由だけで観に行ってしまったのだが・・・。

これが実際の出来事に基づく話なのかと思うと、
背筋が凍る思いがする。
そして、また私の知識のなさに愕然とする。

主演の二人の演技が素晴らしく、本作が伝えんとすることを明確化させる働きを十分にこなしている。

また、マヤの美しさ、かわいさにちょっぴりどぎまぎしちゃったりも・・・(コラ!笑)

ひさびさに「腑に落ちる」映画を見た気がする。



「裸足の1500マイル」
そもそも、オーストラリアでアボリジニに対してこのような政策が取られていた、ということすら知らなかったので、
かなり衝撃的でした。
しかも、実話だとは!!
子供たちの目が静かに多くを語っています。
ピーター・ガブリエルの音楽が控えめですがしっかりと作品を盛り上げます。

「KNIGHT of GOD ーナイト・オブ・ゴッドー」
う〜〜ん。なんとも言えません。
大変であるはずなのに、結構淡々と聖骸布にたどり着いちゃうし、簡単に死んじゃうし・・・。
厚みがあまりない作品だったように思います。
でも、the youngest knightの子が美形で眼福×2♪
ちなみに、原題は"The Knights of the quest"

「ナンバー23」
ある意味、ここまで明確であるのに、こんな形でずっとだまされるとは・・・!!
といったところです。
まぁまぁ面白かったかなぁ。
こんなにバレバレなのに・・・・
なんだかくやしいゾ(笑)。
「STOMP THE YARD ストンプ・ザ・ヤード」
ストンプというものをこの映画で初めて知りました。
このような種類の映画では、ストーリーの詰めが甘いものが多く見られる傾向にあるように感じますが、
これはストーリーも深く、また意外性があり面白く、感心してしまいました。
欲をいえば、冒頭のストリートダンスのシーン、もっと臨場感のある撮影方法をとればさらによかったように感じます。
しかし、伝えよう、という気概はしっかりと伝わってきましたし、
その冒頭のシーンでも工夫が見られました。
ストンプ、生で見てみたい!!!

「レッスン!」
私の好きなアントニオ・バンデラス主演ということで待ちに待っていた映画です。
サントラも、日本での公開が決まる前から購入していた程です。
ちなみに、原題は「TAKE the LEAD」
どう考えても、邦題よりも原題の方がカッコイイ!
この映画の監督さんは、数々のミュージック・ビデオの制作を手がけてきた女性の方です。
通りで、ダンスシーンは撮り方最高!
音楽の使いかた最高!!
でした。
が、脚本が悪いのでしょうか?
ストーリー全体から幼稚さが感じられました。
特に、人と人の会話が大変ぎこちなく、
う〜〜ん、とうなってしまいました。

「ラスト・キング・オブ・スコットランド」
色々と楽しかったです。
なんで主人公がこうも頼りない、どうも軽い奴で・・・
な〜んて思っていましたが、たしかにこの映画、そういう人が主人公じゃないと成り立たないのですね!
言い換えれば、ヒーローはこの映画の主人公にはなりえない、ということです。
その絶妙な配役・またストーリーに惹かれました。
このお話、舞台版は未見なので、この映画版で初めてストーリー&曲を知りました。

感想。一言で言えば、帯に短し襷に長し、ってところです。
とにかく中途半端。
演技も歌も、演出(?)も。
なんというか、おぉ、これはすごいな!と唸らせてくれるような箇所がなくてとにかく残念でした。
(同じ日に見た、Mr.ビーンはそこんとこはすごかった!)
ただ、ストーリーは面白かったです♪
んで、こんなに面白いストーリーがこんなになっちゃうのはちょっと残念かな、と。
もっと面白く味付けできる人はいるんじゃないかな。
あと、もしかしたら、主題歌を省いたのが相当裏目に出ちゃったのかもね〜。
あと、一言。
ティム・バートン監督へ。
私はティムの監督する映画達が大好きです♪
けれど、どうやら監督はミュージカル映画には不向きなよう。
もし、今後またミュージカル映画に挑戦するような機会があったら、
どうかミュージカル映画づくりに慣れているプロと一緒にお仕事してください・・・。

時々、ミュージカルと銘打っている物を見ていて、
「ミュージカルw」って思う瞬間ってありませんか?
なんでここで、いきなり歌い出したり、踊り出したりするんだろう、ップwって。
まさにこの映画がそうでした。
いや、またそれとはちょっと違うかな。
一番最初、ジョニーが歌い出したところで、もう違和感ありあり。
その心の中のモヤモヤが消え去ったのが、
ヘレナが歌い出した瞬間でした。
一体ジョニーが歌う度に出てくる私の心の中のモヤモヤの原因は何なのだろう?と考えてみました。
その原因は、いくつか考えられて・・・。

1.ジョニー、音程は取れているんだけど、歌に表情がない。
2.歌声と伴奏(って言わない?)の音量の割合(?)がおかしい。
3.ジョニーの歌声が常に濁声で、聞いていて心地よくないタイプの歌声である。
4.ジョニーの歌う顔が綺麗ではない。
5.ドアップが多すぎる。
6.いきなり歌い出す(ように感じられる)

1.はジョニーだけでなく、正直全キャストに言えること。
歌が大根。
音痴なわけではないので、すごくおしい。残念。
まぁ、みんな本職は歌手じゃないから、歌に表情をつけろ、といったって難しいのかもしれないけど、
とりあえず俳優に歌わせるならば、そのくらいの技術を身につけさせてから撮影(録音)に臨んでくださいませ、とのことだ。
とくに、あの若い船乗りさんがボコられた前後で全く同じ歌い方しているのには、ちょっと、あきれた・・・。
もちろん、歌と映像は別撮りなわけだけど、
それにしても、もっと感情込めて歌ってくれよ〜、って思うよ。
(しかも、表情まで一緒だったりして。あの子にはどういう演技指導者がついたわけ?)

2.これね、なんか変だったような。
映画の制作のことはよくわからないんだけど、
ミュージカル映画を作るのに慣れている人はこういう風にはやらないんじゃないか、的な音だったよ。
どう表現したらいいのかよくわからないんだけど、
歌声と伴奏とが一つに絡み合ってど〜ん、と押し寄せてくるのが普通だとすると、
この映画では歌声がどうも伴奏に上手くとけ込んで無いんだよね。
歌声だけが前に出ちゃっている感じ。
それは、編集?でどうにかなるものなのではないのかなぁ。

3.これがもしかしたら最大の原因だったのかも。
最後の最後はあれでいいんだ。
ジョニーの濁声がメッチャ決まっていて、かっこよかった!
でも、始終濁声なんだ。
聞いていて耳障りな歌声。
だから、濁声じゃないヘレナが歌い出したとたん、
耳がほっとしたのかも。

4.歌うときの顔の綺麗or汚い、ってあるんだよね。
ずんこさんなんて、とっても歌うときの顔、すんごい美人だよね。
あんまり気にしている人っていないかもしれないけどね。
んで、ジョニーは普段台詞しゃべっているときもそうだけど、
歌を歌っているときも、ちょっと口元に特徴があって、
どうしてもそこに目がいっちゃうんだよね。
そして、その歌っている顔が、とくにかっこいいわけでもないような気がするんだな。
で、5につながる。

5.その歌っているときのお顔のドアップが多すぎるような気がしました。
そもそも、私自身が、映画で顔のドアップを多用されるのがあまり好きではない(必要以上にドアップの画を使いすぎる人がよくいる)こともあるのかもしれませんが。
役を生きるときって、体全体で生きるわけじゃないですか。
もっとひいた映像で、その役者が出している全てのものを受け止めたい!と思うのです。
もちろん、表情が重要になってくるポイントはポイントでちゃんと押さえて欲しいですけどね。

6.で、曲の編集の仕方が悪いのか、曲と曲との間に脈絡があまり感じられなくて。
不思議だなぁ。
もしかしたら、消された主題歌が本来ならばそれを繋ぐ役割を果たしていたのかもしれませんね。
正直、それをハズしたのはまずかったかなぁ、と。
なんで主題歌使わなかったんだろう。

要するに、この映画を見ていて思ったのがね、
監督、この原作を愛してはいないな、ってこと。
この原作ミュージカルに対する愛情が感じられない。
ミュージカル映画かぁ。
昔からよくつくられてきたジャンルの映画だなぁ。
じゃぁ、俺もひとつ作ってみよう。
題材は面白いからコレ、役者はいつもの気の合うこの人。
よし、準備はできた!
って感じでこの映画製作は淡々と進められてきたのかな。

あぁ、この原作のミュージカルのストーリー、そしてこの音楽、
なんて素晴らしいんだろう、なんて美しいのだろう、
なんて心を打つのだろう、なんて面白いのだろう。
この素晴らしい原作をどうにかして映画化して大衆にも見てもらいたい!!
ってぐらいの情熱を持って作られた作品ではないなぁ、と。
(別にその情熱を求めているわけではないけど。)
だけど、映画のリメイク作品にしろ何にしろ、
原作に対する愛情やら情熱やらは二次作品(っていわないね)をよりよいものにするために必要なことは確か。

ただこの作品、ストーリーと雰囲気はとても面白かった。
だからとても満足。
欲を言えば、もういっそミュージカル仕立てにするのをやめるか、
ミュージカルにするのであれば、もっとそっち方面に秀でた人(監督にしろ、役者にしろ)で制作して欲しかった。

それにしても、ジョニー・・・。
最近いい作品に出ないなぁ。
と思っちゃうジョニーファンの私でした。
ところで、シャンタラムはどうなったの?
結構面白く原作を読ませて頂いているのですが、
何せ私の母国語ではない言語で書かれているため、
頭フル回転させながら読まなきゃならなくて。
これでジョニーが主演じゃなかったりしたら
ちょっと悲しい。

メモのメモ

2008年2月4日 映画
日記に書こうと思って、メモ帳にメモしておいて、
結局日記に書きそびれたかどうかさえわからないメモたちのメモ。

・記憶の棘
・麦の穂をゆらす風
・ブラック・ブック
・Step Up
・サンキュー・スモーキング
・善き人にためのソナタ
・ミーン・ストリート
・フロム・ダスク・ティル・ドーン
・灰の記憶
・レッド・ドラゴン

(見たDVD)

(おそらく、「M!」の感想)
・中川。Rが巻き舌でベランメエ調に。
・ゆうアマデ。ペンが丸書いている感じ。
・ラスト。シカの動き。ゾンビみたいに前のめりになるとこ。(がインパクトが強かった??)
・真ん中の女性サンボ(の動きが綺麗で見とれた)。

(アントニオ・バンデラスの出演映画に関する感想っぽい)
マイアミ。
アントニオはやっぱりスペイン語しゃべっていた方が自然。
四捨五入して50になるんだし、一本本格的に全編スペ語のアントニオ主演の映画を今作ってほしい。「アントニオ」という役名で!
"Did you think I was a gay?"
ママとスペイン語会話のアントニオがかわいすぎ!

ファム(「ファム・ファタル」か?)
おかまのふりシーンがとにかく笑えてしょうがなかった。
それとちょっと気持ち悪いので。
あとはどうでもいい感じの映画。
「ファム・ファタル」??
どこが??
しかも、夢オチか(笑)。
まぁ、なんだっけ、あの子(?文字識別難)のやつよりかはゆるせる。

自分で書いたはずのメモが判読できない(笑)。
それにしても、昨年上映された映画で、
批評家さんたちが上位に挙げているのが謎な映画。
「タロットカード殺人事件」
たしかに、ストーリー的には面白かったが、
「映画」であるという点からしたらかなりマイナスな感じの作品だったような。
とても上質なお昼のドラマって感じだったのに。
批評家さんたち、ちょっと無理してない??(笑)
この役者が出ているから、この人の演技が素晴らしくど〜の、って感じでさ。
これを評価しなきゃ!って。この人の演技は素晴らしい。
ま、自分で信じ込むのもいいことだ。

あと「ブラック・ブック」も。
なんかね・・・。無理してるっしょ?的な雰囲気が漂ってくる評価の仕方。
インテリ気取ってます、みたいな。
ははは。

なんかさ、裸の王様みたい。

って思う私もひねくれ者ですが。
和央ようかさん主演の映画「茶々ー天涯の貴妃」ですが、
ついに今週末から、近くのシネコンでの上映が1日1回になってしまいます・・・。
これは、なんということでしょうか!?
椿三十郎はまだ1日2回上映なのに!
これは大失敗ということですね・・・。
あぁ、見事に大コケ映画になってしまったorz。
とても残念。
東映さんの予想していたほど収益は得られたのかな?

ところで、次にたかこさんのことを見られるのはいつになるでしょう?
ワイルドホーンさんの「ドラキュラ」はどうなったの?
そう、「ドラキュラ」といえば、ワイルドホーンさんのではないミュージカル「ドラキュラ」がマツケンさん主演で上演されますね。
宝塚・劇団四季のOB・OGの方々が多く出演なさるようなので、
とても楽しみな舞台です♪
『茶々 天涯の貴姫』初日舞台挨拶付き@横浜
観てきましたのでご報告をば。(ネタバレあり)
(ついでに『ナショナル・トレジャー』も見てきたよ!ハーヴェイ・カイテルが好きすぎてたまらない♪あのとろけるような優しい笑顔が・・・さすがにお腹出てきたなぁ、て感じだったけど 笑。たぶん次作もあるから、絶対次作にもいてね!)

で、茶々の話ね。
↓これは、丸の内のやつだけど、記念に。たかちゃんの服装もよくわかるし。
写真見ればわかるけど、パンツスタイルじゃなくって、黒いふんわりしたスカートっぽいのに黒いブーツを合わせていて、
女性らしいかっこよさを演出してましたよ!

「本番前に殴るので、これが宝塚かあって(笑)」『茶々』和央ようかが暴露される!?

↑ま、殴られたのはハナちゃんなわけだけど・・・。映画だと結構な勢いで寺島しのぶに平手打ち食らわせていたよ、たかちゃん。あんなの食らったらハナちゃん一発KOされちゃうんじゃ!?って心配になってしまった(笑)。

で、舞台挨拶はどんな感じだったかというと。
和央ようかさんと橋本一監督の二人が挨拶に来てくれて。
(以下、しゃべっていた内容の要点のみ記載)
た:(見てくれてありがとう、云々)。今後も家族・友達・??・誰でもいいので(ここでうけてたw)誘って見にきて下さい。
司:主演のお話を受けたときどう思った?
た:私より適任であろう人はたくさんいるのに、私が選ばれて云々。(やるしかない!みたいな感じだったかな・・・)周りがすごい俳優さんばかりなので、(ジタバタしてもしょうがないので、といったニュアンス)ただぶつかっていく、といったところでした。
司:初めての女優。どうでした?大変だったところなど。
た:もともと女性なので・・・。ひどい人!(to司会。冗談で)
橋:もっと男らしい人がドーンと来るのかと思ったら、こんな感じの女らしい(だったっけ?)人で。
司:撮影はどうでしたか。
た:色々なお着物を着ることができて、楽しかった。
司:大変だったシーンは?
橋:最後のシーン。京都ですすきの生えている場所を事前にチェックしておいたのだが、前日に雪が降ってしまい、すすきが全滅。あわてて別の場所を探して撮った。
た:(最後のシーンについて)お市と共演しているのは茶々の子供時代の方ばかりだったので、実際このシーンを撮るまでお市原田さん)とはほとんど共演シーンがなかった。けれども、台本を読んで、子茶々(これでまたうけるw)時代のところもちゃんと入れていた(とか、そんな感じ)。
司:これから映画でやってみたい役は?
た:この私にやらせて頂けるのであれば、どのような役でも(配慮しまくりな感じでしたね・・・w)
司:(監督に)和央さんにやってもらいたい役は?
橋:茶々。
た;もうやったけど・・?
橋;天国の茶々とか・・・(なんでこんなんが〆のコメントになるんかなぁ 苦笑)

ま、こんな感じでした。
たかちゃん、そして、橋本監督、スタッフの方々、今日は朝早くから色んなところを回って、
お疲れのところ、本当にありがとうございました。

んで、お待ちかね、映画の感想でも。
まずは、よかった点から。
つかみの部分はとてもよかった!
これからどんな波瀾万丈の物語が待ち受けているのだろう?と期待を抱かせてくれるようなつかみでした。
茶々の子役時代を演じた子が、びっくりするくらいたかこさんにそっくりな子でした。
しかも、その子、かなり演技がよかったので、よくこんな子を見つけてきたものだ、と感心してしまいました。

ストーリーもすっきりしていて、よかったかな。
よくこの作品が史実に忠実じゃないことの例として、大阪冬の陣と夏の陣の二つが1つになっていることが挙げられるようですが、
正直この映画で冬・その間・夏とやったらだれるだけでしょうね。
そこのところ、思いきって1つにまとめてよかったのではないでしょうか。
絵もとても綺麗でしたよ。

そう、主演のたかこさん、途中で見違えるように綺麗になるんですよね。
なぜ?いきなり?って思うのですが、
私の目が慣れてきたから、ってだけではないと思います。
(裏を返せば、途中までは・・・これは後ほど)
それと、ちっちゃい秀頼と千姫をだっこするときのたかちゃんの笑顔。あれ最高だよね!!

あと思ったのが、これ、私が見たらこんな貧相な感想しか思い浮かばないけれど、
子供を持つ方が見たら、もっと感動するんじゃないかなぁ、と思いました。
子を持つ母の気持ち。私にはまだまだよくわかりません。

大阪城爆破シーンは、ミニチュア爆破させるの楽しかっただろうなぁぁぁ、いいなぁぁぁ、と思わせてくれるような絵でした。
パンフを読んだら、そこのシーンでCGを多様するのではなく、ミニチュアで挑んだことに意義があるように書かれていますが、
ミニチュアだと一瞬にして「あぁ、これミニチュア使ったんだなぁ」ってわかっちゃうんですよね。
もちろんCG使っても、CGだなぁ、ってわかるのですが、
ミニチュアだとどうしても「ちまいなぁ」って思っちゃうわけです(笑)。

それと、目玉の1つ、松方弘樹さんの信長、よかったですよ。
松方さんはここのところVシネでしかお目にかかったことがなかったので、
どうだろう?と思っていましたが、さすがベテラン。
あと、橋本監督はVシネ畑出身(?)の方なので、
流血シーンはVシネ仕様(さすがにちょっと抑えてはあったけど)。
派手ですね(笑)。
戦闘シーンは意外と迫力があってすごくよかった!
もっとお金をかけて、音声をよくすればもっともっとよかったはずなのに、もったいない。

お初の富田靖子さん、小督の寺島さん、その他諸々の脇を固める俳優さんたちもとても素敵でした。
ただ、3姉妹の年齢順がぱっとみ、小督>茶々>お初に見える・・・。

渡部さんの秀吉は、あんまり男臭くない、
言葉を換えれば、あんまりくどくない感じの秀吉でしたね。
とても優しそうな・・・。
逆に、家康の獅童の方が従来の秀吉っぽい印象を与えてくれました。
策士であり、クレバーなところが。

それで、まさかこの映画で!と思っていたのですが、
泣き虫な私、最後の方は泣きっぱなしでした。
爆破のところでタイムスリップ(?)するところね。
やっぱり子茶々の子役さんが泣かせてくれるわ。いいね、彼女。
ちょっと、大人茶々のシーンに変わったところで涙がひっこんだけど(笑)。
そんなこんなでラストシーン。
あれ、よかったよ。
お市の方に茶々が抱きつくんだけど、普通に抱きついたら、
たかちゃんがお市の方を抱き込んじゃう形になるところを・・・
たかちゃんが小さくなって、お市の方に抱きつくんだよね。
そのときのたかちゃんの表情に・・・やられた。
わかる人にはわかるかな。
あのいたずらっこみたいな笑顔。
あれをそこで出しますか。みたいな。
反則だよ・・・。
涙がとまらなかった。

お陰で、映画の後の挨拶のときにこのラストシーンのことに触れたとき、また泣きそうになっちゃいました(笑)。

さて、んじゃ、いい点はひたすら述べたので、
ちょっといまいちだったところを。
まず、この映画、かなり急いで作られたようだね。
そのせいか、部分部分に編集がいまいちなところが多かったかな。
いきなりブチッって切れたり、前のカットの続きなのに、ものすごくずれていたり。
ストーリーはいいのに、その編集の甘さが流れを切ってくれたことが何度か。

ときどきつっこみたくなるようなシーンもあったけど、
深く考えれば、ストーリーを上手く成立させるためだったのかなぁ、と思えるので、一応納得。
でも、そのストーリーの中に、ものすごく盛り上がったり、
あぁ、すごいシーンだ!!って直に胸に響くようなシーンがあんまり無いんだよね。
一言で言えば、印象の薄い作品。
ちょっと、この映画、元とるの大変じゃないかな、なんて思っちゃったり。
(実際、私でも、同じお金を払って1作品だけ観るとしたら、茶々よりナショナル・トレジャーを選ぶと思う)

最大の問題は、私とたかちゃん。
たかちゃん、やっぱりなんだかヘン。
いちいち色々気になる。
それは私がヅカ時代以来のたかちゃんのファンだからかもしれない。
たぶん、たかちゃんファンじゃないほかの人がみたら感じないことなのかもしれないけど・・・。
声の高さだとか、口元だとか、顔つきだとか、歩き方だとか、全部いちいち気になる。
んーーーーー。って思いながら観てしまった。
でも、さっきも書いたけど、なぜか途中からすごくしっくりくるようになったので、
ま、いいのかな?って(笑)。
途中って、たしか子供ができてからぐらいかな。
そう、最初の方の秀吉に対して強がっているところが、
なんだか上手くなかったのかもしれないね。

私の問題は、家に帰ってから「和央ようかザ・ラストディ」のDVDを見始めてしまったこと。
まだまだたかちゃんには元男役らしい「かっこよさ」を求めているんだなぁ、と自分のことを勝手に認識。
あ、もちろん、馬に乗って甲冑姿のたかこさん、かっこよかったよ!
でも、あれは馬に乗った「淀君」だった。
そう思わせてくれた、ってことはたかこさん、さすが!ってところなのでしょうが。

とにかく、皆様一度「茶々」見てくださいね♪
本当に、たかこさん、お疲れさまでした・・・。
(書き途中)

本日、12月18日(火)、『一二月大歌舞伎「鎌倉三代記」「信濃路紅葉鬼揃」「水天宮利生深川」』@歌舞伎座・昼の部を鑑賞して参りましたので、感想をば。
2007年のまとめ〜映画編〜
(月は公開された月)
1月
『ディパーテッド』
2月
『墨攻』
『華麗なる恋の舞台で』
『ドリームガールズ』
『ボビー』
3月
『パリ、ジュテーム』
『ハッピー フィート』
『ナイトミュージアム』
4月
『ブラッド・ダイヤモンド』
5月
『スパイダーマン3』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
6月
『プレステージ』
『ボルベール <帰郷>』
7月
『傷だらけの男たち』
『リトル・チルドレン』
8月
『オーシャンズ13』
『ドッグ・バイト・ドッグ』
『シッコ』
9月
『ミス・ポター』
『幸せのレシピ』
10月
『ヘアスプレー』
『タロットカード殺人事件』
11月
『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』
12月
『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』(予定)
『茶々 天涯の貴妃(おんな)』(予定)

(計23作品。予定2作品は含まず)

いつものペースです。
月に2作品、という。
本当はもっとたくさん観たいものがあったのですが、
上映館が遠いので、そこまで行くお金があったらDVD化されてから借りようかなぁ、と思ってしまった作品が多かったように思います。

特に面白かったのは、
『墨攻』★
『パリ、ジュテーム』★
『ハッピー フィート』
『ブラッド・ダイヤモンド』
『スパイダーマン3』
『ボルベール <帰郷>』★
『傷だらけの男たち』★
『シッコ』
『ヘアスプレー』
『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』★
の10作品です。
★マークは英語圏外の作品。
英語圏以外で製作された映画の中で面白いものが増えているのかもしれません。
というか、逆にハリウッド作品にパッとしたものが最近少ないせいなのかなぁ。
『ディパーテッド』はどう考えても原作の『インファナル・アフェア』よりもつまらなかったし、
『パイレーツ〜』シリーズももうお腹一杯です。

あと、先日公開された『ザ・シンプソンズ MOVIE』を観に行きたいのですが、
どうやら字幕版をやっている上映館がほとんどないんです。
しかも、吹き替えは最悪、だとの評判。
なんだか悲しいですね。

世界の映画界に幸あれ!!
・記憶の棘
ニコール・キッドマンの美しさを堪能することができました。
特に、オペラ(コンサート?)を観ているシーンでの表情アップはとてもよかった。
結局ショーン少年は何だったのか、という点は見る側の判断に任されているようですが、
私は元夫の生まれ変わりだと信じたい。
ショーン少年を演じたキャメロン・ブライト君の素朴なかわいさ故か、
アナ(ニコール)がショーン少年に惹かれていく過程がよくわかったように思います。
この映画、なぜかあまり評価が高くないようですが、
考えさせる映画としてはとても面白かったように思います。
見て損はありません。

・麦の穂をゆらす風
アイルランド紛争を描いた作品。
淡々とアイルランド側からそれを描いており、
無理なく観客をその中に取り込んでいく。
そんな映画だった。
最近風潮として、民族の独立戦争ものやそれに近いものを題材とした映画が流行っているのかな、と思った。
一市民が武器をかき集め、殺し、殺され、というのがとても淡々と描かれているものが多く、
そういった映画を見るたびに、
人間というものは所詮こういったものなのだなぁ、
と思う。
そういえば、大学一年のときにさんざんお世話になった先生がアイリッシュだった。
とてもダンディ&ハンサムな先生で、他のクラスの子たちから羨望の眼差しで見られていたことが懐かしい。
その先生、とても厳しい先生で、怒られはしないかといつもヒヤヒヤしていた。
けれど、担任を降りたあとも、私を見つけるとちょっかいを出してくるなど、チャーミングな方だった。
この映画でもそうだか、やはりかなり訛りのある英語を話されていた。
慣れてしまうと普通に聞き取れるし、全く違和感がなくなるものだが、
担任を降りたあと、久しぶりに彼の講義を受ける機会があり、
そのとき、この方はこんなにアイリッシュ訛りのある方だったんだなぁ、と感じたことがあったように思う。
・戦場のアリア(そこまで面白くはなかったかな。ただ淡々と事実を書きました、という感じ。特に感動する場面もなく。)

・ハッピーフィート(映画館でみたけれど。ちびマンブルがかわいすぎ)

・ツインズ・エフェクト(ははは。エディソンが意外とたくさん出ていて幸せ。主演の女の子2人が結構タイプの子なので、余計楽しかった。でも、あの不思議ファイティングは一体なんなんだろう。)

・プロット・アゲインスト シーズン3赤い国民党員2(今シーズンは面白そうです。今のところだと、1>3>>>>>>>2というのが各シーズンの評価です。リュウ監督は女性がからんでくると本領発揮できないタイプな気がしてなりません。)
今更のお話になってしまいますが、
邦題「潜水服は蝶の夢を見る」(原題:Le scaphandre et le Papillon・英語題:The Diving Bell and the Butterfly)という映画は、
ジョニー・デップが主演ではないのですね。
これを選ばずに、カリビアンを選んだジョニーって、何を目指しているんだろう、と疑問です。

この原作を読んで、一体どのように主人公をジョニーが演じてくれるのかを楽しみにしていたのに・・・。
残念です。
しかし、面白そうなので、日本で公開されたら見ます!!

これって、劇団四季の「この生命は誰のもの?」に通じるような作品ですね。
(とかいいつつ、四季の舞台は見ていません・・・汗)
・さらば、わが愛 覇王別姫
→今度日本で舞台化されるようだから。

・ディア・ハンター
→クリストファー・ウォーケンにはまることにした。

・アンダーワールド
→ウィーン版エリザのパパに会いたくて。

・ハイスクール・ミュージカル
→やっと借りられました!

あと、映画「ヘアスプレー」のオフィシャルガイドなるムック本を買ってしまいました。
るんるん♪
あの露出狂さんは1988年度版の監督さんでしたか。
恐れ入ります・・・。
先日、新宿武蔵野館で「ドッグ・バイト・ドッグ(狗喰狗)」を見てきました。

主演はエディソン・チャンとサム・リー。

なんとなく、突っ込みどころが多いような気がしました。
でも、退屈にはならない。
向こうのTV番組でエディソンが「Rated R〜♪」と喜んでいた(というのは、ま、冗談半分ですが)割には、そこまでグロいわけでもなかったし、暴力シーンが行き過ぎでいる感もなかった。
要するに、けっこうそういうところは「ウマい」のかも、この作品の監督。

ラスト、こう来るか!って思いました。

あと、エディソンが綺麗すぎ。
もうちょっと汚れた登場人物なのかな、と思いましたが、
外見だけではなく、きちんと内面まで作って欲しかったかな。
ちょっと物足りなかった。

作品としては、とても面白い作品。
よくできているな、と思いました。

蜘蛛男3

2007年5月12日 映画
「スパイダーマン3」を見に行ってきました♪
このシリーズはやっぱり面白いですね!
原作ファンにとっては色々言いたくなる部分もあるらしいですが、
私はこれで大満足です!

ふと思ったのですが、グリーン・ゴブリン役のウィレム・デフォー、
ジャズバーでお客さんとしてテーブルに座っていませんでしたか?
ただの似ている人だったのか・・・。
うん、このへんのなぞはDVDが出たらわかるのでしょう。
しかし、ウィレムは本当に「おもしろい」役者ですよね。
尊敬してしまいます。

アカデミー賞

2007年2月26日 映画
ディパーテッドが作品賞って、ありえんでしょう。
しかも、この作品でマーティン・スコセッシが監督賞って、もっとありえんでしょ。
やっぱりこれは出来レースなんだな、と思ってしまう。
インファナル・アフェアの方がず〜〜〜っと作り込まれているし、面白いって。
スコセッシ監督には、もっと違う作品で監督賞を取ってもらいたかった。
でも、今までの業績が認められた、って感じがして、嬉しい♪(なんやかんや言って、スコセッシファンな私・・・笑)

特に、今年は去年ほどの話題作も無かった感じだし、ま、いっか。
硫黄島が外国語映画賞もらえなかったのは残念。(音響そんなにすごかったっけ??)

今年もたくさん素晴らしい映画が世に生まれますように。
映画「墨攻」を鑑賞。
原作の原作(酒見氏の小説版)がとても面白かったので、観よう、と思ったわけだが、映画版もなかなかのものであった。
また、この作品のウリは、中国本土・香港・韓国・日本の共同作品(?)であり、アジア映画の将来を占う役目を果たしているところであろう。
その観点から観ると、この映画は大成功だったと考えられる。
普通を100とした場合、この映画は贅沢なことに、140の資源(?)を撮影に費やしているように感じられた。
これは、ものすごいことである。
ただ、その140のうち、スクリーン上に「作品」として表れているのは90くらいである。
編集の拙さ、というのが最大の原因であろうが、かなりこれはもったいないお話である。
あれだけの人員を揃えて(中国人民解放軍をあのような形で使うことができる、とは中国の映画界がうらやましい・・・)、あれだけの演技ができる人と、よい脚本と、セットをそろえて、スクリーン上に残ったものがあれだ、と考えると、うーーーん、と思ってしまう。
もう少し、編集を変えれば、伝わってくるものも違ったように思う。
けれど、これはこれで、とても面白かった。
やっぱり凄いなアジアは・・・。

ちなみに、各国の公式HPは・・・・
香港:http://www.abattleofwits.com.hk/
台湾(?):http://www.grouppower.com.tw/bow/
韓国:http://www.mukgong.co.kr/
日本:http://www.bokkou.jp/

あれ??

2007年1月29日 映画
ジュビロのHPを見たら・・・。

川口能活選手、身長が180センチになってる!!
伸びたの!!?????
いつの間に!!??(笑)

さすがミラクルな方だわ・・・♪

それにしても、李涛さんを最近お見かけしませんね。
と言っても、ここ1ヶ月だけのお話なのですが。
響さんのお稽古に付き合ってるの??
それとも、新役のお稽古??
同じことをこの間も書いたような気がする(笑)。

最近見た映画・・・。
『ファイヤーフォール』
ハリソン・フォードとポール・ベタニーの作品。
で、なんなの?という感じの映画でした・・・。
しかし、ポールはだんだん素敵な役者になってきていますね。
奥さん(ジェニファー・コネリー)に宜しく♪
「ブラッド・ダイヤモンド」が楽しみです。

『ディパーテッド』
私の敬愛するマーティン・スコセッシ監督が再びレオナルド・ディカプリオと組んだ作品。
香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク(ただ、クレジットにそう書いていなかったような・・・?リメイクの時は、クレジットにそういう情報を入れなくてもいいのかな?)。
「インファ〜」を見ずに、こちらを先に見ました。
ただただ、面白かったです。
色々な情報が色々な場所に詰まっていて。
色々な人が色々な形で関わってきて。
ただ、最後のシーンには苦笑しましたが。
それにしても、マット・デイモンとその子ども時代の子役君があまりにもそっくりで、驚きました。
一番ビックリしたシーンはそこかもしれない!(笑)

『インファナル・アファ』
というわけで、香港映画を見るのなんてジャッキー・チェン以来だよ、な私がこの映画を見るに至ったわけです。
感想を一言で言うと。
「す、すごいな、コレはっ!!」
見終わった後のあの高揚感!
「ディパ〜」の方を見たあとだったので、話の筋はわかっていたのですが、
このシーンをこう撮るんだ、こう表現するんだ!といちいち感動しっぱなしでした。
余計だと思われるシーンは一切なく、しかし要所はきちっと固め、ストーリーが進んで行きます。
その点、「ディパ〜」はぐたぐたしすぎだったように思います。
とにかく、この映画、面白かった〜〜!
2・3は未見なので、これから見るのが楽しみです。
主演のお二方(アンディ・ラウ、トニー・レオン)にも興味津々です。

『ライオンキング3』
「インファ〜」を見終えた勢いで見てしまいました。
くっだらな〜〜〜い・・・(笑)。
でも、そのくだらなさがまた面白い・・・(笑)。

映画じゃないけど・・・
『24シーズン1』
やっと終わった♪
約18時間お疲れさまでした、自分(笑)。
振り返ると、矛盾一杯な気もしなくはないですが、
最初からこの人があやしいと思っていた人物がやっぱりそうで、
満足しております(笑)。
「ヤングガン」借りて参りますとも。
でも、昔TVで吹き替えで見たことがある気がしなくともありません。
若かりし頃、一時期西部劇が好きだったので、意外と見ていたり?
馬に乗って荒野を駆けめぐるのが夢です(笑)。
今日は、映画「オーロラ」と、劇団四季「コンタクト」と、ダンスづくしな一日でした。
感想でも。。。

まずは映画「オーロラ」。
最後の方で、あ!これはファンタジー作品だったんだな、と気が付きましたが、
なかなかよく魅せてくれる作品です。
それに、まさかこの作品で日本の暗黒舞踏(前衛舞踏)を見られるとは思ってもいませんでした(笑)。

いつも通り、続きは後で・・・。
というニュースがいつもお世話になっている映画館のHPに載っていました。
すごいなぁ。
これは、耳の聞こえない人のため、ってことですよね。
一人でも多くの人に映画を楽しんでもらいたい、という制作者側の心意義が伝わってきます。
これは、松竹さんが関わっているのかな?
大晦日の歌舞伎座での「魔笛」を始め、松竹さんは色々とやってくれる!と感心しています。

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